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nori

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    コアラをレスキューしたけれど
    コアラ

     「今からすぐコアラのレスキューに行って欲しい」とワイルドライフ・エマージェンシ
    ーからの電話を受けた。夕方仕事から帰ってきて、遅いディナーの支度をしている最中。
    可愛いらしいイメージのコアラだけれど、爪がものすごく鋭く、レスキューにはかなり
    注意が必要だ。レスキュー用の手袋、バスタル2枚、洗濯バスケット2コ(1コは急遽友人
    から借りた)バスケットをくくる用のワイヤーを車に積んで、家族全員でレスキューに出
    かけた。じゅじゅは野生のコアラが見られることが嬉しくって興奮していたし、私は始め
    てのコアラレスキューだからちょっと緊張ぎみだったけれど、気持ちはワクワクしていた。
     電話で聞いた家へ行くと、木にしがみついた状態でコアラが地面に座っていた。コアラ
    が地面に座っていること事態が異常なうえ、通報者によると飼い犬がアタックしたらしい。
    小雨の振る中、じっと木にしがみついているコアラは、まるでぬいぐるみのように見えた。
     早速後方からそっと近づいて、二枚重ねのバスタオルをかぶせながら、身体をつかみ上
    げた。「キーキー」と鳴き声を上げただけであっさりとバスケットに収まった。かなり
    具合が悪いにちがない。バスケットを持ち上げると、ずっしりと重たかった。
     帰り道は3人とも無言だった。どう見てもあまりいい状態ではない。バスケットの隙間
    からクリクリとした目が悲しそうに覗いている。コアラは専門のケアラーしかハンドリン
    グできないし、実際何をしてあげたらしいのかも分からない。私たちが出来ることは、専
    門のケアラーに渡すまで、静かな場所で休ませてあげることと、祈ること。
     家に来て3時間後、私たちのベッドルームでコアラは静かに息を引き取った。今朝部屋
    中にほのかなユーカリの香りを残して、コアラは去っていった。
     もし庭の木にコアラを見つけたら、コアラがその場を動いたことを確認できるまで飼い
    犬を家の中に入れるか、繋いで欲しい。もしコアラが地面に座っていたら、ワイルドライ
    フレスキューに連絡して欲しい。早ければ早いほど、命を救えるチャンスが増えるから。


    自然 | 20:44:33| Trackback(0)| Comments(0)
    恵みの雨


     雨が降っています。一昨日の夕方から降ったりやんだりを繰り返して。
    レインゲージに50mmの雨が溜まっています。空は真っ白と薄いグレーに埋めつくさ
    れて、まだまだ雨降りが続く気配を見せています。
     こんなに続けて雨が降ったのは何年振りでしょうか。少なくともここ2年は2日続けて
    雨が降ったことはありません。あまり降らないので、レインゲージの記録を付けるのも
    すっかりとおざなりになっていました。
     ブリスベンに水を供給するワイボンホーダムは今や17%の水しか残されていません。
    ダムの近くに住んでいるので、深刻さを身にしみて感じています。
     地面が乾燥しすぎていて、少しくらいの雨ではあっという間に地下に吸収されてしま
    います。でも今日の雨は、庭のあちこちに水溜りを作ってくれました。カチカチだった
    地面も少しだけふかふかして、ブーツの底にこんもりとドロがまとわりついてきます。
     この雨のおかげで、草がどんどんと芽をだしています。木も草もしっとりと水を含ん
    で緑が輝いています。動物たちにとってもいいリフレッシュになっています。ただし犬
    のプリンはあまりにもドロだらけなので、ここ2日締め出しをくっていて、ショックみた
    いですが。
     私たちの家の周りのウォータータンクもどんどんと満杯になってきています。昨日は
    トムが屋外スパに直接雨水を溜められるように、新たにパイプを設置しました。
     このまま雨が降ってくれれば、私のべジタブルガーデンも復活できそうです。1977年
    のブリスベン大洪水の時に気候が似ているという話もあり、もしかすると・・・・と
    期待を膨らませています。


    自然 | 11:51:37| Trackback(0)| Comments(0)
    レスキューはしたけれど


     「家の猫が鳥を捕まえて怪我をさせてしまった」と友人から連絡が入った。すぐに
    連れてきてもらうことにして、早速バードゲージの準備をした。今年始まってこれで
    鳥のレスキューは3件目。1件目は窓に激突した、ロリキート。2日間ゲージに入れて様
    子を見て、何も問題がなさそうだったので3日目にリリース。2件目は動揺した男性の
    声でガラーが瀕死だから連れて行くというもの、このケースは連れてくる途中で息が
    絶えてしまた。
     連れてこられた鳥は、まだ赤ちゃんのキングフィッシャー。目の覚めるようなブル
    ーの羽の片方が開いたままになってしまっていて、根元から血が出ていた。早速ワイ
    ルドライフレスキューの鳥専門のリーダーに連絡をとる。彼女いわく、すぐに獣医に
    連れて行って、羽の状態を調べてもらうようにとのこと。鳥の中でもキングフィッシ
    ャーは餌を捕る時に羽が重要な役割をするそうで、もし羽に問題があると、野性では
    生きられない。そのため安楽死させなければならないという。それを聞いたトムは、
    「安楽死なんかさせないで家で飼えばいいじゃないか」というが、ワイルドライフケ
    アーラーとしては許されない行為なのだ。
     獣医さんの診療の結果、運よく羽自体は大丈夫そうだというお墨付きをもらった。
    傷ついた方の羽はテーピングしてもらい、鎮痛剤、抗生物質を注射してもらって家
    に連れ戻った。餌は食べないものの、水もちゃんと飲んで、元気そうに見えた。
     その日の夕方、じゅじゅが「鳥が死じゃった」と泣きながら、小さな手の中に小さ
    な鳥の亡骸を乗せて私の所に来た。インターナルーインジュリーと言って、目に見え
    ないどこかに傷を負っていて、時間が経つとともにその部分が致命傷になる。レスキ
    ューして元気に見えていても、数日後に・・・というのはよくあること。
     後とから鳥のリーダーに「キングフィシャーは一番位に世話をするのが難しい鳥な
    のよ。それ以上手の打ちようがなかったのだから」と慰められたが、あっけない死に
    やるせない気持ちでいっぱいだ。
     よく猫が鳥を襲ってしまうというその友人には、鳥に近づくとセンサーが働く猫用
    の首輪を勧めてみようかと思っている。

    自然 | 21:06:47| Trackback(0)| Comments(0)
    カンガルーウォッチング


     朝もやの中にぽつんと浮かぶ小さなシルエット。その回りには、草のあい間から
    大きな耳がぴくぴくと動く様子がうかがえる。
     ここのところ朝起きると真っ先に双眼鏡で、ベッドルームの窓からカンガルーの
    様子を観察する。
     つい数ヶ月前まで走り回っていた競走馬たちが隣のパディックに居なくなってか
    らというもの、がらんとした原っぱが空虚に広がっていた。牧草が伸び放題に伸び、
    それはもう格好の餌場になっていたのだろう。
     先週ふと窓の外を見たら2頭のカンガルーが草を食んでいた。家に大型犬が居なく
    なってからというもの、夕方数十頭のカンガルーたちが裏のパディックを横切るよ
    うになった。それだけでも十分嬉しかったのに、今度はほんの目の先に出現した。
     早速双眼鏡で観察すると、どうやらお腹にジョイ(赤ちゃん)がいるみたいだ。
    ますます嬉しくなって、毎朝窓の外を眺めていた。
     そして数日後、お腹の中にいたはずのジョイがお母さんのそばに寄り添っている
    姿を発見した。まだミルクが恋しいのだろう、頭をパウチの中に突っ込んで、おっ
    ぱいを吸っている。ふざけてお母さんをボクシングしたり、キックしたり、元気い
    っぱいのジョイ。そんな様子を近くで眺めている、お父さんカンガルー。
     それから日に日にカンガルーの数が増えて、時には8頭ものカンガルーたちが草を
    食んだり、飛び回ったり。昼間は木陰で寝転んでいたり。
     昨日はたった1頭だった。皆どこに行ってしまったんだろう。彼らの動きに一喜一
    憂する。そして今朝はあのジョイがお母さんと一緒に戻ってきていた。
     自然そしてワイルドアニマルとの共存を目指している訳で、その夢に一歩近づい
    たような気がする。

    自然 | 05:29:11| Trackback(0)| Comments(0)
    初めてのレスキュー


     この写真の生き物、なんだと思います?

    「ファーンベール近くのハイウェイ沿いに、ワラビーをレスキューに行って
    欲しい」と電話がかかってきた。朝の冷え込みが厳しくて、暖かいベッドの
    中でごろごろしていた時だ。
     早速レスキューセットの確認、ホットウォーターボトルに熱湯を入れ、熟
    睡しているじゅじゅをたたき起こし、パジャマのまま車へ抱き入れた。
     ハイウェイを走ると、電話の通報通りの場所にワラビーが倒れていた。早
    朝車に跳ねられたのだろ、頭から血を流して道路際に横たわっていた。足を
    動かすとパウチが見えた。その中に赤ちゃんがいるらしい。死んでいる動物
    のさらにパウチの中に手を入れる、という行為が私の心臓をドキドキさせた。
    そっとパウチを開けると、ピンク色の赤ちゃんが中にいた。
     赤ちゃんがおっぱいを口に含んでいる場合は、おっぱいごと切断しなけれ
    ばならない。よく観察するとこの赤ちゃんはどうやらおっぱいを口に含んで
    いないようだ。おそるおそるパウチの中に手を入れ赤ちゃんの身体全体を確
    認し、そうっと外へ取り出した。毛のまったく生えていない赤ちゃんはぬる
    ぬるしていて、可愛いとは言いがたい様子だった。
     急いで布のパウチの中に入れ、ホットウォーターボトルで暖めてある寝床
    の中に滑り込ませた。身体を温めることが一番大切だからだ。そして元気を
    つける薬を口に含ませるところまでが私の役目。その後はリーダーの家に連
    れて行かれた。おっぱいを口に含んでいなかったということから、お母さん
    が車に跳ねられた時に何らかの衝撃を受けている可能性が高いという。
     自分がレスキューした赤ちゃんが元気に育って欲しい、という祈りも空し
    く数日後赤ちゃんはお母さんの元へ旅立った。やはり車に跳ねられた時に頭
    を強く打っていたようだ。
     初めてのレスキューは無我夢中だった。後になって、そういえばパウチの
    中はどうなっていたんだろう、と思い出そうとしてもほとんど記憶にない。


    自然 | 20:52:19| Trackback(0)| Comments(0)
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