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    初めてのレスキュー


     この写真の生き物、なんだと思います?

    「ファーンベール近くのハイウェイ沿いに、ワラビーをレスキューに行って
    欲しい」と電話がかかってきた。朝の冷え込みが厳しくて、暖かいベッドの
    中でごろごろしていた時だ。
     早速レスキューセットの確認、ホットウォーターボトルに熱湯を入れ、熟
    睡しているじゅじゅをたたき起こし、パジャマのまま車へ抱き入れた。
     ハイウェイを走ると、電話の通報通りの場所にワラビーが倒れていた。早
    朝車に跳ねられたのだろ、頭から血を流して道路際に横たわっていた。足を
    動かすとパウチが見えた。その中に赤ちゃんがいるらしい。死んでいる動物
    のさらにパウチの中に手を入れる、という行為が私の心臓をドキドキさせた。
    そっとパウチを開けると、ピンク色の赤ちゃんが中にいた。
     赤ちゃんがおっぱいを口に含んでいる場合は、おっぱいごと切断しなけれ
    ばならない。よく観察するとこの赤ちゃんはどうやらおっぱいを口に含んで
    いないようだ。おそるおそるパウチの中に手を入れ赤ちゃんの身体全体を確
    認し、そうっと外へ取り出した。毛のまったく生えていない赤ちゃんはぬる
    ぬるしていて、可愛いとは言いがたい様子だった。
     急いで布のパウチの中に入れ、ホットウォーターボトルで暖めてある寝床
    の中に滑り込ませた。身体を温めることが一番大切だからだ。そして元気を
    つける薬を口に含ませるところまでが私の役目。その後はリーダーの家に連
    れて行かれた。おっぱいを口に含んでいなかったということから、お母さん
    が車に跳ねられた時に何らかの衝撃を受けている可能性が高いという。
     自分がレスキューした赤ちゃんが元気に育って欲しい、という祈りも空し
    く数日後赤ちゃんはお母さんの元へ旅立った。やはり車に跳ねられた時に頭
    を強く打っていたようだ。
     初めてのレスキューは無我夢中だった。後になって、そういえばパウチの
    中はどうなっていたんだろう、と思い出そうとしてもほとんど記憶にない。
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    自然 | 20:52:19| Trackback(0)| Comments(0)
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