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nori

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    ローヘン去勢される


     2歳になるオスのアルパカ・ローヘンが、ここの所目に見えてボシーになっ
    ていた。今までは、身体が大きいカジメロに一目おいているような所があった
    のに、カジメロの足に噛み付いたり、首を絡めて背中を押さえつけようとした
    りと、かなり攻撃的でちょっと目に余る。
     そろそろオスだということに目覚めてきたようで、暑くなる前に去勢手術を
    することに決めた。アルパカの世界でも、品評会で賞をもらうオスならば、ス
    タット・メイルとして種アルパカになる。が、一般のオスはいい毛質を少しで
    も長くキープするためにも去勢する必要があるからだ。
     以前アウトバックの牧場で牛の去勢の手伝いをしたことがある。ヤードに入
    れられた子牛たちを一頭一頭枠に入れて、焼印、角切り、去勢が一遍にカウボ
    ーイたちの手で行われる。100頭近い子牛を流れ作業でこなしていくのだから、
    麻酔なんて勿論しない。泣き叫ぶ子牛、肉の焼ける匂い、頭から血を噴出して
    突進してくる子牛。ほとんどサイコの世界だった。作業が終わったカウボーイ
    たちは、子牛の睾丸をあぶって、ブッシュオイスターだと言って食べていた。
    食べてみろと言われ、話の種にと一つ食べたが、シコシコして結構美味しかった。
     そんなワイルドな体験をしてるので、アルパカ専門の獣医さんがする手術は
    なんて丁寧なんだろうと感心してしまった。麻酔で動けなくなっているローヘ
    ンの股を見て、「これは取りごろだな」と獣医のジェイソン。血がなるべく出
    ないようにと睾丸の切り口を縛ってくれ、数日後にする抗生物質の注射も置い
    ていってくれた。作業時間は約30分。
     手術後一日目のローヘンは、まだ傷口が痛いのだろう、お姉座りをしている。
    痛いだけじゃなくって、きっと心境の変化にとまどってもいるのだろうな。

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    動物たちのこと | 12:49:00| Trackback(0)| Comments(0)
    ポッサムのベイビーがやってきた


     ポッサムのベイビーの世話をするのは半年ぶりだ。フレディをアクシデントで
    失って以来、ベイビーが来るのがいつも私が家を空ける前日、おまけについ2週間
    前には迎えに行く数時間前に死んでしまったりと、ずっとタイミングを逃してきた。
    「今年はレスキューの通報が入る数が少ない」とリーダーのシェーリーが言って
    いたが、考えようによっては、動物たちが平和に暮らしているということで、ワ
    イルドライフケアラーにとってはいいことでもある。
     そうやって安心していると、「今日3匹のベイビーポッサムがレスキューされた
    んだけど、その中の1匹を世話をしますか?」と電話が入った。
    「もちろん!」とさっそくパスケットとボトルの準備をしてお迎えに出かけた。
     今度のベイビーはブリスベンのニューファームで保護された子。フレディに
    ちょっと似た顔つきで、227gの男の子。食欲旺盛で、ミルクをボトルから飲むの
    も全然平気。定量のミルクを飲み終わった後も、「まだお腹が空いているんだ!」
    と私の指を齧る。離乳食を始めてもいい年頃なので、リンゴをあげると、美味しそ
    うにむしゃむしゃ音を立てて食べた。
     動物がレスキューされてから、なるべく早く特定のケアラーに手渡たさなけれ
    ばならない。それはベイビーがケアラーを新しいお母さんと認識して、その人だけ
    に懐くからで、受け取ってから数日はケアラーの一人だけが世話をする。
    小さいうちに大切なのはスキンシップで、お母さんのパウチの中にいるような環境
    を作ってあげたり、一緒に遊んであげたりすること。
     じゅじゅがラッキーと名づけたこのベイビーも、今私のセーターの中ですやす
    やと眠っている。

    動物たちのこと | 21:32:07| Trackback(0)| Comments(0)
    薪ストーブ


     寒い。非常に寒い。
     ついさっき、ヨガのクラスから帰ってきたところだ。せっかく身体の中から
    暖まっていたのに、外に出ると身体の筋肉どころか胃まで収縮してしまったみ
    たいに感じられた。Tシャツ、トレーナー、フリースを着ていても震えてしまう。
     夕方の6時頃まではTシャツ一枚で動き回っていたし、「なんて暖かいんだ
    ろう、もうすぐ春だね」なんて話していたというのにだ。
    これがクイーンズランドの冬ですね。今日からブリスベンではエッカ(農業祭)
    が始まり、この時期は一年のうちで一番寒いと言われている。エッカに行くと、
    寒さから必ず身体の調子を崩すというのも、あながちウソではない。私達も来
    週行く予定だが、昼間の暑さに惑わされないように、ジャケットを数枚持って
    いこう。
     この時期家の中で一番人気があるのが、ストーブの前。寒がりな私はもちろん、
    子ども、ネコ、犬とみんななんとなくストーブの周りに集まっている。
    このストーブ、燃料は薪。毎夕方、庭の枯れ枝を集めてきて火をおこしている。
    ビルダー・トムの仕事柄、薪にはことかかない。普通の家は薪を買ってくるのだ
    が、この薪の値段が高く、積極は燃やしてしまうワケで、バカにならない。我家
    の場合は、馬小屋に焚き木が山積みになっている。ついこの前も、フェンスを新
    しく直した家の廃材をごっそり持ち帰ってきた。「ハードウッドだから長く燃え
    る」そうだ。
     薪ストーブのいいところは、家の中全体がほんわり暖まること、それと木の香
    りがほのかに漂うこと。夜寝る前に、家中の電気を消して、ストーブの前で炎を
    ぼんやりと眺める。心なしか気持ちが静まって、身体の外も中もほんわかする。
     薪ストーブにお世話になるのも、後1ヶ月くらいかな。

    rangeviewのこと | 21:01:56| Trackback(0)| Comments(0)
    初めてのレスキュー


     この写真の生き物、なんだと思います?

    「ファーンベール近くのハイウェイ沿いに、ワラビーをレスキューに行って
    欲しい」と電話がかかってきた。朝の冷え込みが厳しくて、暖かいベッドの
    中でごろごろしていた時だ。
     早速レスキューセットの確認、ホットウォーターボトルに熱湯を入れ、熟
    睡しているじゅじゅをたたき起こし、パジャマのまま車へ抱き入れた。
     ハイウェイを走ると、電話の通報通りの場所にワラビーが倒れていた。早
    朝車に跳ねられたのだろ、頭から血を流して道路際に横たわっていた。足を
    動かすとパウチが見えた。その中に赤ちゃんがいるらしい。死んでいる動物
    のさらにパウチの中に手を入れる、という行為が私の心臓をドキドキさせた。
    そっとパウチを開けると、ピンク色の赤ちゃんが中にいた。
     赤ちゃんがおっぱいを口に含んでいる場合は、おっぱいごと切断しなけれ
    ばならない。よく観察するとこの赤ちゃんはどうやらおっぱいを口に含んで
    いないようだ。おそるおそるパウチの中に手を入れ赤ちゃんの身体全体を確
    認し、そうっと外へ取り出した。毛のまったく生えていない赤ちゃんはぬる
    ぬるしていて、可愛いとは言いがたい様子だった。
     急いで布のパウチの中に入れ、ホットウォーターボトルで暖めてある寝床
    の中に滑り込ませた。身体を温めることが一番大切だからだ。そして元気を
    つける薬を口に含ませるところまでが私の役目。その後はリーダーの家に連
    れて行かれた。おっぱいを口に含んでいなかったということから、お母さん
    が車に跳ねられた時に何らかの衝撃を受けている可能性が高いという。
     自分がレスキューした赤ちゃんが元気に育って欲しい、という祈りも空し
    く数日後赤ちゃんはお母さんの元へ旅立った。やはり車に跳ねられた時に頭
    を強く打っていたようだ。
     初めてのレスキューは無我夢中だった。後になって、そういえばパウチの
    中はどうなっていたんだろう、と思い出そうとしてもほとんど記憶にない。


    自然 | 20:52:19| Trackback(0)| Comments(0)
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