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    洪水続報
    洪水tue
    「トゥウーンバの洪水が凄い」と書いたあの夜、一晩中降り続けた雨はついに私たち
    の町、ファーンベールの一部を水の中に沈めた。
    火曜日の朝、豪雨の中町の様子を見るために出かけて、愕然とする。
    たった1km足らずのメインストリートの両側が完璧に激流で切断。隣町に通じる家の前
    のダートロードも激流で切断、さらにもう一本の道も。と、家から半径3km以外何処
    にも行けないようになっていた。その日から停電状態に突入。電話回線が閉ざされる。
    唯一の連絡手段の携帯も電波がタワーによく届かないのと、回線が混雑しすぎて、テキ
    ストメッセージしか使えなくなる。停電が何日続くのか分からないため、冷蔵庫をなる
    べく空けないようにする。この時点でアイスブロックは入手不可能。
    家族でラジオの回りに座って、洪水のニュースに耳を傾ける。イプスイッチに流れる川
    の水位がどんどん上がって、町の中心が沈んでいく様子をラジオが伝えるが、未だに
    信じられない思い。
    そして水曜日の朝は雨が上がり、また町の偵察に出かける。町の一角の住宅地が完璧に
    水に飲まれている様子を目の当たりにする。ここ数年の間に開発された住宅地も濁流
    の中。さらに町の反対側のファーム地帯ではハイウェイが遥か彼方まで水びだし。その
    奥に二階建ての家の屋根だけが見える。舗装道路が水圧ではがされて、道路のあちこち
    がむき出しになっている。未だに町からは出られないばかりか、パン、ミルク、ガソ
    リンが手に入らなくなる。壊れていたジェネレーターを修理し、この晩からTVと冷蔵庫
    が使えるようになる。今まで自分たちの回りに起こっているほんの僅かな被害で、十分
    驚いていたのだが、TVのニュースでイプスイッチ、ブリスベンの様子を観て、絶句する。
    木曜日、ブリスベン、イプスイッチ間の交通は未だに切断。ファーンベールから一部の
    イプスイッチまで行けるようになったことを知り、自分の車を満タンにし、さらにジェ
    ネレーター用のガソリン、トムのトラック用のディーゼルを調達するために初めて遠出
    する。午前中は2時間待ちだったというガソリンスタンドの行列も午後は緩和されて、
    30分で用を済ませ午後3時の満ち潮の時間までに家へ戻る。
    TVに映るブリスベンの変わりよう、いつも走っていた道、買い物していた場所、友達の
    家がある地域、どこもあまりにも自分に近い存在の場所ばかりが、こんな様子になっ
    ていることに胸がつまされる。
    金曜日の夜、家中の明かりが灯った。
    土曜日、ファーンベールからブリスベンまでの道が全て開通したとのニュース。早速
    水没してしまったブリスベンの友人宅のお掃除に出かける。水没した地域に入ると、
    一面ドロの世界。さらに強い汚物の臭いが鼻をつく。水に浸かって使えなくなった
    全てのものが山積みされ、そこいらじゅうが粗大ゴミ場と化している。シャベルやデッ
    キブラシを持ったボランティアの人々がストリートに溢れ、妙に活気があるが、まさに
    戦場。あまりの悲惨さに、がむしゃらに動いていないと、感情が高ぶりすきてしまう。
    全てをなくしてしまった人々は「まさかここまで水が来るとは思わなかった」「水の勢
    いが早すぎて、間に合わなかった」と口々に言う。
    「全て物はなくなったけれど、自分と妻はここにいる、もう一度一からやり直しだ」
    と涙ぐみながら話してくれたボブキャットのドライバー、デイブの言葉が心に残る。
    そして私たちの断水はまだ続く。泥まみれの身体を熱いシャワーで洗い流したい。



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    ファーンベールのこと | 21:45:47| Trackback(0)| Comments(0)
    町が変わる時
    町が変わる時
     携帯電話をかけながら馬に乗るカウボーイ、子どもたちが馬でお散歩、行列をなして道を横断
    する牛たち。なだらかな山並みを背景に広がる牧場で草をはむ牛たち。
    ブリスベンから車でたった1時間ほどの距離なのに、ここはまさにカントリーの世界。
    町の中心地をのぞけは、隣の家の明かりが見えないほど一件一件が広い敷地内に建っている。
    街灯や家の明かりがないから、毎晩のように満天の星を眺めることが出来る。
     スーパーマーケットがないとか、夜食べる場所がないとか、テイクアウェイの店がないとか、
    銀行がないとか、医者がいないとか、不便なことはたくさんあった。それでもこの町に満足して
    いた。最近のこの2、3年で町は少しずつ変わってきた。メディカルクリニックも、銀行のミニブ
    ランチができた。パブも2件に増え、昨年ピザショップがオープンした。
    だんだんと便利がよくなるにつれ、だんだんと昔の町ではなくなってきた。
    そしてついに、今年ショッピングモールができ、大型スーパーがオープンした。「もうこれで隣
    町まで買い物に行かなくてよくなった」と多くの人は喜んでいる。
    この大型スーパーは、将来的に人口が劇的に増える場所に新しい店舗をオープンしていくことで
    知られている。ということは・・・・
     そのスーパーの裏手には新しい住宅地ができた。そこに建つ家は、猫の額ほどの庭、家と家の
    間に塀が建つ、シティで良く見られる住宅地だ。
     そしてつい2週間前、家から道を挟んだすぐ近くの土地の木が一日にして伐採された。3年前に
    デベロッパーが買っていたことは知っていたが、まさか何の前触れも無く、すべての木が伐採さ
    れるとは思ってもみなかった。翌朝行き場を失ったカンガルーやワラビーたちが道の真ん中で呆
    然としていたそうだ。コアラやワラビーたちの住む森を守るグリーニーたちに阻止されないよう
    に、さっさと事を運んだ悪どいやりかただ。さらにその隣の土地も先週いつの間にか更地にされ
    ていた。ここは私たちの馬をしばらく放牧させてもらっていた友達の土地で、私たちにとっても
    思い出深い場所だった。
    ここに50件以上の家が建つそうだ。人口1600人(3年目前)の町に不動産屋が5件。
    あまりにも急激な変化に、着いていけないでいるのは私たちだけではないはずだ。

    ファーンベールのこと | 12:42:58| Trackback(0)| Comments(0)
    ブリスベン・リバーでキャンピング


     週末近所の友達にお呼ばれして、キャンプに出かけた。キャンプと言っても
    家から車でほんの10分ほどの、よく知っている場所の近くだ。よく知っている
    所だと、気が緩むというか、あまりにも家から近いので、キャンプと言うより、
    友達の家へのお泊りくらいの軽い気持ちで出かけた。「夕食はこちらで準備し
    ているから、翌日の朝ごはんだけ用意してね」と言われたことを真に受けて、
    本当に自分達の朝ごはん用、卵、ベーコン、ソーセージと、酒のつまみ夜の分
    のドリンクだけをエスキーに詰め込んだ。
     言われたとおり、入り口のゲートを開けて道なりに入っていくと、あらら、
    たった一晩のキャンプのはずなのに、そこにテント村ができていた。もしかし
    て場所を間違えたのかと思いきや、知った顔がちらほら見える。やっぱりここ
    で良かった、のだけれど、自分達との装備の違いに驚きを隠せなかった。
     その日私達が食料以外に持っていたものは、スワッグ、着替え、ディレクタ
    ーチェアー、コップのみ。みんなのテント周りは、まるで一週間でも滞在する
    くらい気合の入ったセッティング。「テーブル持ってこなかったねえ、お皿も、
    ナイフ、フォークも」とあっけに取られている私。トムも「いつもの旅なら準
    備万端なのに、どうしたの」と呆れる。はっきり言って今回は私の誤算だった。
    でも、招待してくれた友達がちゃーんと使い捨てのパーティーセットを持って
    きていたし、テーブルだってそこにあるものを使えばいいんだし、料理は焚き
    火ですればいいんだし、結果的には何ーんの問題もなかった。
     夜はテントの中で寝ているみんなを尻目に、私達家族は星空の下、川べりの
    芝生の上にスワッグを広げて寝た。これがいつもの私達のキャンプのスタイル。
    2ヶ月のキャンプに行ったって、3泊以上しない場所ではテントは立てない主義
    なんだから、やっぱりこれでいいのだ。
     翌日は朝から皆で川へ飛び込んだ。穏やかな流れで、30mはある川幅の半分
    まで足がつく程の浅さで、透明度はないが綺麗な水。この辺りはブリスベン市
    内まで続いているブリスベン・リバーの上流になる。このキャンプ場は土地の
    オーナーが自分の50歳の誕生パーティー用に、施設を整備し、それ以来口コミ
    で知り合いの間だけで使われている、プライベートな場所だった。こんな近く
    にこんな穴場があったんなんて・・・・
    川べりに作られたウォータースライダーからは一日中歓声が上がっていた。

    ファーンベールのこと | 17:55:26| Trackback(0)| Comments(0)
    クリスマスキャロル


     コミュニティの教会が主催する、クリスマスキャロルに参加した。
     町の中心にあるメモリアルパークで行われたのだが、いかにもオーストラリアらしく、
    参加者は芝生の上に座ったり、寝そべったりとかなりラフな雰囲気。教会のバンドの演奏
    で聖歌を歌ったり、牧師さんのお話を聞いたり、子どもたちが演じる聖劇やクリスマスの
    意味を考えるパペットを見たり、プログラムは盛りだくさんで、約1時間があっという間
    に過ぎていった。
     日本にいる時には、必ずイヴの深夜のミサに参列し、厳かな雰囲気の中でクリスマスの
    朝を迎えていたことを今でも覚えている。その時の印象とはかなり違うが、クリスマスの
    本当の意味を考えるいいチャンスに恵まれたと思う。
     クリスチャンの国に居ながら、クリスマスというと、ついついプレゼントやパーティと
    お楽しみの方にばっかり気が行ってしまいがちになる。長年カソリックの学校に通ってい
    たにも関わらず、じゅじゅにクリスマスの説明をすることすら忘れていた。
     プリスクールが終わる少し前、じゅじゅが突然、「ベイビージーザス」の話を始め、私
    たちにクリスマスの説明をしてくれた。私も、トムも言葉がなかった。学校でクリスマス
    の説明があって、じゅじゅはその話が印象的だったに違いない。それ以来、クリスマスの
    デコレーションを見ると、真っ先に「ベイビージーザス」に目が行くようになった。
     この出来事は親として、子どもにこれから教えていかなければならない事を、いつどう
    やって話していくのかを改めて考えるキッカケになった。
     去年までのじゅじゅとは確実に違い、物事の意味を理解する力、興味を持って知ろうと
    する気持ちが育まれていることに、驚かされた。じゅじゅの中では、プレゼントも大きな
    位置を占めているが、「ベイビージーザスの誕生」も同じ位大切なことなのだ。今年の反
    省を元に、来年は少し聖書の話でもしてみようかと思っている。
     そうこうしているうちに、クリスマス当日。私はまだ明日トムの家族が集まるパーティ
    ーに持っていくお料理の下ごしらえが途中。パーティを仕切るお姉さんから、一家族ごと
    に数品目割り当てられ、私はのり巻きとおにぎり、ポテトサラダ、チーズプレイトの3品。
    サンタさんが来ないうちに、早めに切り上げないと。

    ファーンベールのこと | 00:16:03| Trackback(0)| Comments(0)
    クリスマス・ライトめぐり


     クリスマス前のイベントのひとつに、クリスマス・ライトめぐりがある。いつもは
    新聞の切り抜きを片手に、ブリスベンで賞をもらった家をめぐっていたが、今年は趣
    向をかえて、地元のライトを見て回ることにした。
     例年クリスマス・ライトが綺麗なストリートは数箇所あるのだが、今年はライトア
    ップをしている家が倍増したように思う。ファーンベールには街灯がないため、夜に
    なると町中が真っ暗になる。いつもは真っ暗で何も見えない道も、あちこちで色とり
    どりのライトが灯り、クリスマス気分を盛り上げてくれる。じゅじゅは車の窓に顔を
    ぺったりと付けて、ライトが見えるたびに歓声を上げる。
     今年のヒットは、聖劇のシーンに出てくる、動物を生で揃えて、ディスプレイした
    もの。ペットのロバ、ラクダ、羊、ヤギたちが、クリスマス・ライトに一役かってい
    て、子どもも大人も大喜び。どの動物たちもとってもフレンドリーで、子どもたちが
    触りまくってもご機嫌だった。ロバもラクダも私たちが飼いたい動物のリストに入っ
    ているのだが、思いとどまっているもの。特にラクダは、去年砂漠を旅した時に、お
    母さんとはぐれた赤ちゃんを見つけ、もう少しで車に乗せて連れ帰ろうとしたのだが、
    旅を始めたばかりだったため思いとどまり、未だにそれを後悔している。近くで見る
    とまた欲しい、欲しい病がうずうずしてきて困る。
     動物を使っていたのはこの一件だけだったが、他にも庭にサンタがいてプレゼント
    をくれる家、サンタを中心に家の外でバンド演奏をしている家など、シティではあま
    り見かけなかったアットホームな趣向のものが多かった。
     これだけのライトを準備するのにどれだけ時間がかかるのかに興味があり、いつも
    質問するのだが、ほぼどの家も半年かけて準備をして、飾りつけは10月から始めるそ
    うだ。ということはほぼ一年かけてのプロジェクト。どうりで、リタイヤ層の人の家
    が多いわけだ。じゅじゅの友だちの家も、おじいさんが一年がかりでデコレーション
    を作成し、セットアップしてくれるそうで、「年寄りの楽しみ」だと言っていた。
     我が家のクリスマス・ライトは気合の入っていない、デコレーションで、「もう少
    し頑張ろうよ」とトムに注文を出している。じゅじゅも自分の家のライトを見ると、
    冴えないのが歴然とするらしく、もっとライトを買おうと売り場でだだをこねる始末。
     今年もまた来年に大きな課題を残して、クリスマスの夜は更けていく。




    ファーンベールのこと | 23:31:33| Trackback(0)| Comments(0)
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